卓球&雑記from駿河

ほぼほぼ卓球関連

アルティウスコンボ・レビュー/打球感はアウターより

 

f:id:egypt-blog:20220917222435j:image

 

 

インナーラケットの中ではトップクラスの攻撃力!使い易さは...。

 

アウターよりのインナーラケット

打球感が手に響かない

 

アウターとインナーの中間性能を謳ったアルティウスコンボですけど、

どちらかと言ったらアウターよりの性能ですね。

打球感的にも、弾み的にも。

上板がコトのアウターALCよりも打球感がボヤけますが、こちらの方が球は持ちます。

 

他にも似たラケットなかったかな?

リーンフォースシリーズのカーボンポジションに近い

 

f:id:egypt-blog:20220917202436j:image

https://www.yasakajp.com/wp-content/uploads/yasaka2022.pdf

カタログ内から画像を引用

 

アルティウスコンボに近いカーボンポジションのラケットにリーンフォースACがありますが、

リーンフォースはもっと硬くて球離れが速いです。

正直アルネイドより真っ直ぐ飛ぶ。

 

アルティウスコンボは、リーンフォースACよりやや内側にカーボンが入っていることと、上板がリンバの影響でもうちょっと使い易くなっています。

 

グリップはアルティウスST5より横幅が大きくなりました。

ST5とグリップ共通にすれば良かったのになぁ。

 

酷評スタート

いや、使いづらいんだが...。

 

リーンフォースACよりは使い易いと言いましたが、それでも結構使いづらいんですよね…。

 

アルネイドインナーどころか、

アウターのアルネイドよりも使いづらい。

 

その最大の理由は、ラケットのしなりが少ないことにあります。

 

しなるラケットのメリットですが、

ラケットのしなりがあることで、間接的にラバーはの食い込みが良くなり、硬いラバーでも使い易くなります。(専門店の受け売り)

 

加えて、しなりが良いラケットは勝手にボールが上に上がってくれる感覚があるので、対下回転も楽ですね。

 

しなりすぎると上回転のラリーで相手のボールに押されたり、

ハードヒット時にボールが走らなかったりというデメリットもありますが、

私みたいな低レベルなプレーヤーにはラケットのしなりが必要不可欠。

 

それならばと柔らかいラバーを貼ったんですけど、そうしたらまた別の問題が浮上してきたんですよね…。

 

ボールが落ちるんです。

 

使い易さに定評のあるティバーのクァンタムをフォアに、バタフライのロゼナをバックに貼ってゲーム練習をした時のことです。

 

フォアはまぁ何とかなりました。

如何ともし難かったのはロゼナを貼ったバック面の方。

 

前陣で面を被せて打つのはとてもじゃないですが無理でしたw

レシーブバックドライブも、入る気がしないから封印するレベル。

諦めて前陣でミートをするか、台から離れてゆるゆると回転をかけるかしかありませんでしたね…。

前陣で面を被せてキュンキュン回転をかけるとか絶対無理w

 

ロゼナが柔らかすぎるからと言って、

ラケットを反転してバックにクァンタムとなると微妙に硬さが気になる。

手持ちのラバーで何とかなったのはQクオリティーくらいでした。

 

両面にドイツ硬度で47.5度が最適性?

そう言えば、クァンタムXプロソフトでも大丈夫でした。ロゼナはシートがかなり柔らかいから良くなかったのでしょうか?

シートがしっかりしたラバーなら、42.5度でもボールが落ちることはないと思います。

 

f:id:egypt-blog:20220917222514j:image

 

ここまで悪いところばかり挙げましたが、

ちゃんと良いところもあります。

 

先ず、スピードは殆どアウターALCと同等なのに球持ち自体はインナー寄りです。

 

打球感はあまり手に響かないけど、ラケットにボールが食い込んでいる感触は伝わります。

そのせいで柔らかいラバーを合わせると微妙なかんしょくになってしまうのですが...。

スポンジ硬度が柔らかいラバーを貼りたいなら、シートが硬いものを選んだ方が吉です。

 

しなりが少ないので、弧線は自分で作らなければなりませんが、引き合いなんかでは相当大きな弧線を描きました。

ハイブリッドZCインサイドよりもボールの速さ、深さ、弧線の高さを上回っていましたね。

相手のボールの威力も利用してようやくしなりを効かせられたようです。

本当に自分のインパクト弱いなぁw

 

加えて、80g前半の重量なのにボールがしっかり重いです。

自分のスイングで弧線をしっかり作れる上級者にとっては、

「軽くて弾むし、威力も出る」

ラケットになるのではないかと思います。

 

回転もしっかりかかりますが、どちらかと言えばスピード性能を活かしての現代的な両ハンド攻撃に向いているラケットです。

 

総評

 

正直、このラケットをレビューするには自分の技量が追いついていないと思いました。

硬いラバーはきついし、柔らかいラバーは落とすので、自分にはフォア/テナジー19、

バック/Qクオリティー位しか合わせられるラバーがありませんね…。

 

しかし、アルネイドの方が弧線を作りやすかったというのは本当ですよw

ビスカリアより硬いアルネイドで何とかやれるプレーヤーでもサッパリだった。

そんな感じでご理解いただければと思います。

 

しなりが少ないラケットということで、

7枚合板使用者に適性アリかも。

 

打球感は全然違うけど。

 

アルティウスST5レビュー

egypt-blog.hatenablog.com

 

アルティウスインナーレビュー

egypt-blog.hatenablog.com