メルカリでハイブリッドK3を買ってみた
ちょっと前まで粘着使ってました
今ではめっきりご無沙汰ですが、過去にはキョウヒョウとか翔龍とか、ブルーグリップやらを使っていた時期が私にはありました。
2018~2020辺りは卓球王国が粘着テンションの一斉試打を企画していたので、ついつい影響を受けたのでしょうね。
話題になったゴールデンタンゴ
粘着テンションブームの火付け役と言えば、やはりヨーラのゴールデンタンゴ。
カチカチのスポンジに柔らかいシートを搭載し、粘着ラバーとは思えない弾みと、粘着ラバーらしい癖球を両立した名品。
粘着ラバー特有の打ち方をしなくてもよかったりと、テンションラバーユーザーにも優しいところもありますが、シートの柔らかさととにかく上に飛び出す性能でミートが難しいことと、スピードドライブで重い球を打つためにはかなりのパワーが求められることが欠点だった模様。
陰に隠れたK1j
そして岩崎栄光さんがべた褒めしたハイブリッドk1jも当時はかなりの注目を集めていましたが、一過性のものに終わりましたねぇw
粘着テンションらしく高い弾みと上に上がる性能ですが、打球感が粘着ユーザーの求めるものではなかった印象。
最強は09c
結局流行ったのはバタフライのディグニクス09cだけでした。
このらばーは粘着ラバーのくくりからいろんな意味で外れてしまっていますが、だからこそテンションユーザーに大うけしたのでしょう。
オンリーワンでナンバーワン。
ディグニクス09cは世界のトップレベルで使用されている稀有な粘着テンションのひとつです。
開発に携わったのはティモ・ボルですが、これを真に使いこなしているのは同国のディミトリ・オフチャロフだと思います。
09cを使うことでフォアドライブの制度が飛躍的に向上。結果バックハンドにも集中できる好循環が生まれています。
東京オリンピックでも馬龍を追い詰め、シングルスの銅メダルを獲得。
今、ハイブリッドK3が熱い!
そして、現在の世界情勢にて09cと肩を並べるやも知れない粘着テンションラバーが頭角を現しました。
それが、ティバーのハイブリッドK3です。
このラバーの情報が開示されたのは2020年の東京オリンピックの後だったでしょうか?
オリンピックでスロベニアのダルコ・ヨルジッチ選手がメダル候補の張本選手を撃破し、彼の用具に注目が集まりました。
当時の彼の使用用具は、ラケットがヨルジッチ選手のモデルラケット、フォアにハイブリッドK3、バックにインフィニティMX-P。
私はインフィニティシリーズが日本で発売されるのが先だと思っていたので、ハイブリッドK3の販売が決まった時に「そっちが先かぁ」とがっかりした記憶があります。
多分、インフィニティはシートが薄くてスポンジが厚いタイプのラバーなのではないかと予想しています。
張本選手に勝ったラバーという箔はついていますが、粘着テンションはニッチなジャンルで値段も税込み8,470と高額なため、一般層で手を出した人は非常に少ないと思います。
元卓球王国のゆうさんもレビューを出しましたが、かなりの高評価でした。
ヨルジッチモデルのラケットと合わせた時はボロクソだったので、ラバーとラケットの相性はやはり大切。
かなり硬いラバーっぽいので、しなりのあるラケットを選びたいですよね。
今となっては性能に対して正当な評価が全くされていなかったわけですが、このラバーが一気に注目されたきっかけは、ティバーと契約した松平健太さんがバックに使用していると判明したからでしょう。
ティバーと契約する前には、バックにディグニクス09cを貼って全日本で準優勝。
その健太選手がディグニクスと比較して五分で納得したのがハイブリッドK3と言う訳です。
卓球王国別冊グッズ2022でも、ディグニクスと遜色がないという上級者の感想が挙がっていました。
雑誌が出た時は粘着ラバーを使うつもりは毛頭なかったので、鼻をほじりつつスルーしていたんですけどねw
何で急に粘着ラバーを使ってみようと思ったかというと、先日団体戦で当たった方に、「そのラバー(クァンタムXプロ)より前のラバー(翔龍)の時の方が全然ボールがとり辛かったよ」と言われたからです。
過去の対戦では、ファオで打ったボールがあまり返って来ずラリーになりませんでしたが、今回の対戦では永遠にボールが返ってくるわ、返ってくるわ...。
私が卓球で一番嫌なのはラリーが続くことなんですよ、ラリータイプなのにw
候補として、オメガⅦチャイナ光、ジキル&ハイドH52.5も選択肢にあったのですが、ハイブリッドK3が一番スピード性能に優れ、かつ一番癖球も出るということでハイブリッドK3を選びました。
それっぽい理由を垂れましたけど、ジキル&ハイドの在庫があったら真っ先にそっちを買っていたと思います。一番値段が安いからw
そういう訳で、久々の粘着ラバーに挑戦です。
それもディグニクス09cに比肩するといわれる前評判なので、否応にもテンションが上がっております。
試打して速攻で「これ無理!」ってならないでくれよ、頼むから。
ハイブリッドK3・レビュー