テナジー19の使い方?
出典:卓球王国2021/8月号
カタログスペックではテナジー05を上回っており、発売当初はその性能に大きな期待が寄せられていたテナジー19でしたが、いつの間にか微妙なラバーの烙印を押されていますね…。
打ち方は要研究なのか〜。
でも私は結構好きですよ、テナジー19。
少なくともテナジー05よりは好きです。
テナジー05と比較して、
05より19の方がスピードも回転も上だと思いました。
ループの質は明らかに19の方が高かったですし、スピードドライブも19に軍配があがりました。
アレ?
私、テナジー19の打ち方に適正ありですか?
私の打ち方がどんなものかといえば、自他共に認めるゴリゴリのドイツラバー打ち、食い込ませ打ちです。
その為、側から見てもテナジー05ではラバーを潰しすぎだと言われます。
打球時にシートもスポンジもグシャッとなってボールを持ちすぎる感覚。
当然ボールは走りません。
ところがこのテナジー19ではシートのグシャッと感がそこまでありませんでした。
シートにカチッとボールが嵌まり、支えてくれる感覚です。
ドイツラバーの打ち方、ややラケットの面を起こしてボールの後ろを捉える打ち方と、テナジー19のシートの構造が上手く噛み合ったのではないでしょうか?
小さい粒が密集しているシート設計なら、垂直方向の入力に対してシートが潰れすぎることがないのでしょう。
反対に、面を被せての打球はラバーが非常に柔らかく感じます。
柔らかいけど落ちる怖さは全くありません。
流石はテナジー、流石はスプリングスポンジ。
落ちないし回転量も豊富なのですが、スピードがあまり出ません。
飛距離も抑えめになるので、カウンタードライブの収まりは非常に良かったです。
結論。
飛び出し方がテナジー05よりも上であることも踏まえれば、
スピードを出すために面を開いてぶつけ打ちで良いと思います。
合わせるラケットも硬めの七枚合板とか、特殊素材ラケットとの相性が良いでしょう。
それでも、パワーのある人が使うにはバタフライ硬度で36度は柔らかすぎるんでしょうね。
元々スプリングスポンジの食い込みの良さはドイツラバーの比ではないですから。