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ブルーストームプロ・レビュー②

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ディグニクス級ドイツラバー!ディグ80と同等レベル

 

ラバー重量はやや重め

 

カット前72g → カット後50g

 

球突きをした感じでは

他ブルーストーム系の薄くてパツパツしたシートの質感はなく、

シートとスポンジが一体になって引き攣れる感覚…

 

打球感は硬度よりも柔らかく感じる

 

第一印象は「シートとスポンジのバランスが良い」

ヘキサーパワーグリップとか、DNAプロMとか辺りのラバーと近い打球感

やはりシートは薄くはない、かと言ってラクザXなどのように厚すぎず、使い易さを感じさせます

 

テナジーのような引き攣れの強さ

 

ラバーの特徴としては、兎に角引き攣れが強いこと!

スイング以上に回転がかかる性能はまるでテナジー

ドイツラバーらしくボールも荒れる!

 

引き攣れが強いということで相手ボールの回転をかけ返す能力が高く、

ブロックや台上で回転の影響を受けづらく、安定します

 

弧線は高すぎず低すぎずの80系

 

ボールが当たった瞬間に上に飛んでしまうようなこともなく、

自分のスイングで弧線をコントロールするタイプ

ただし下から上に振ると弾みの強さを相まってオーバーが増えるかも

出来ればガンガン前に振っていきたい

 

強いて悪いところを挙げると、

ミートはボールをつかみすぎて気持ち悪いと感じる人がいるかも…

後はシートでちょりちょりドライブをかける人には向かないです

食い込ませて回転をかける人向け

 

総評

 

特に感触が良かったのは対下回転フォアドライブです

対下回転はテナジー、Qクオリティー以上のやり易さの上、ループもスピードドライブもテナジーよりもボールの質は上でした

 

打ち方を選ぶとはいえ、ディグを比較対象に持ってきても全く見劣りしません

 

重さを気にしないなら中級者でもバックで使えるのではないでしょうか

 

ちょっと前まではこれが5,000円台で売られていたという事実…

恐ろしや...

 

シートの耐久性はそこそこ良いですし、

引き攣れでかけるタイプなので寿命が短いということもないと思います

 

追記、ゼクスギアシリーズに貼った場合

 

メジャーなラケットで打たなあかんわ

 

上記のレビューは、アカディのエリートクラシックと言うとてもマイナーなメーカーのマイナーなラケットを使ってのものなので、皆さんが使うようなラケットで試打しなければならないと思った次第です。

 

エリートクラシック自体は非常にオーソドックスな構成のラケットで、

上板がリンバ、添え芯と中芯はアユース、インナーに極薄カーボンが入っています。

 

これだけでは本当にありがちで、アカディをわざわざ選ばなくてもいいのでは?と思うところです。

 

このラケットにひかれた理由は、極薄カーボンのインナーラケットで板厚が6.1㎜あるからこそです。

 

大抵、中芯がアユースで極薄カーボンのインナーラケットは板厚が5mm台と薄く、ミートがあまりやり易くないのです。

 

中芯が桐の極薄カーボン、6mm台のラケットとなると、リーンフォースやファイヤーフォールがありますが、私が欲しかったのは中芯がアユースのもの。

 

それがたまたまアカディから発売されていたわけです。

 

購入から一年、メインのラケットに据えてプレーしてきました。

 

王国試打で採用されているゼクスギアイン

 

かつての王国ブラインド試打では、ラバーの性能を際立たせるため、クラシックな五枚合板のラティカが採用されていました。

 

対して現在は、インナーラケットのゼクスギアインが使われているようです。

その意図は掴みかねますが...。

 

王国試打に使われているし、人気のあるラケットで所有者も多く、値段も手頃と言うことで、ラバーの試打にはゼクスギアインを使っていこうと思います。

 

肝心な試打結果はどうなんだい?

 

ムズイ!

 

ディグニクスと同じか、ディグよりもっと難しいのでは...。

 

上のレビューは一体何だったんだ!

 

取り敢えず、対上回転について。

 

シートの引き攣れを利用して上回転のラリーは非常に強いけど、弾道は真っ直ぐ。

シートは柔らかいけど、スポンジの硬さを相当感じますね。

 

回転をかけられている感じが全然しないけど、割とかかっているみたいです。

 

対下回転については、

 

球持ちも良くないですし、直線弾道と相まって打点が落ちた時、対下回転のループドライブが非常に難しい。

ネットを越すのすら難儀し、越えても対して回転がかかっていないという。

 

フォアで使ったときは御覧のざまですが、バックで使ったときは一転、

好感触でした。

 

硬さがあるはずなのに、相手の死んだ球やナックルフリックが来てもボールが落ちませんし、ボールも激速、激重です。

 

フォアの時はあれだけ苦労した対下回転も、バックで使ったとき簡単に上がってしまいました。

 

下回転に対して持ち上げようとする必要がなく、ぶち当てるだけで入ってくれる感覚がありますね。

 

ストップは止まるし、ツッツキは切れる。

 

ラバーが重いこと以外で弱点はないと感じました。

フォアで使ってダメでも、バックで使えば良く感じる時もあるんですね。

 

この感想を書いていて思ったんですけど、

V22ダブルエキストラとブルーストームプロってかなり似ているのでは?

 

メルカリでV22を仕入れて、比較してみようかな...。

 

比較レビューやりました!

egypt-blog.hatenablog.com

 

 

スポンジ硬度の柔らかいブルストAMのレビュー

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Qクオリィティーとの比較

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